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2010年4月12日 (月)

QNAP TS-859 Pro Turbo NASを買ってみた(その14)

さて、閑話休題と言うことで、今更ながらにiSCSIとはなんぞや?と言う疑問については、ぶっちゃけてしまうと、SCSI接続と通信をTCP/IPにくるんでしまったモノと言うことになります。

SCSI接続のドライブが一世を風靡したのは、既に10年以上も前の話で、昔は、MOや外付けハードディスク等は、Ultra SCSIやUltra Wide SCSIと言った接続が主流でしたが、今はIDEやSATA、USBに取って代わられ、SCSI接続の機器は、サーバ製品で利用されるLTOやDAT、SAS(Serial Attached SCSI)のハードディスク以外ではほとんど見られなくなりました。

で、iSCSIはLANやWANのネットワークを介してSCSI機器を接続してしまおうという規格になります。一般にPCユーザからの見た目のNASとiSCSIの一番の違いについて暴論じみた解説をするなら、接続されたディスクがネットワークドライブに見えるか、ローカルドライブに見えるかと言うことなりなます。

iSCSIの規格自体は、コンシューマにおけるSCSI規格が廃れてきた時期、つまり、かなり昔からありましたが、一般に利用できるところに来るまでには多少待たなければいけませんでした。

大規模商用利用、エンタープライズ製品では、IP-SANによるiSCSIではなく、FC(Fiber Chanel)-SAN(Storage Area Network)が主流で、iSCSIはそのまま廃れていくものかと思われましたが、ギガビットイーサの登場とギガビットイーサ対応製品の急激な低価格化、一般への普及に伴い息を吹き返しました。

Fc_sansFC-SANは、サーバ機器間の通信が発生する通常のネットワークとは別に、ファイバチャネル(FC)プロトコル対応製品のみで接続されるネットワークによってサーバとストレージ間の通信行う機能を指し、「ストレージのためのネットワーク」と言うことで、Strorage Area Network(SAN)、それを構成するネットワークをファイバチャネル(FC)で組むことからFC-SANと呼ばれるものです。

No_sans大規模システムにおいては、大量のディスクアクセス通信が通常ネットワーク帯域を圧迫してしまうため、サーバ間における通信を邪魔しないよう、ストレージに対するアクセスに関して、専用のネットワークセグメントを構成し、そちらをディスクアクセス通信専用にしてしまおうという発想です(´∀`)

また、FC-SANは、超高速の通信ができるため、大量のディスクアクセスを伴う大規模システムにおいて、ディスクアクセス部分で発生しやすい性能ボトルネックを解消するにはもってこいの製品ですが、FC-SANは、その名の通りファイバチャネル回線を利用したストレージエリアネットワークであり、それを構成するHBA(Host Bas Adapter)やFC対応ネットワーク機器は非常に高額となってしまいます。・゚・(ノ∀`)・゚・。

Ip_sansそこで、IP-SAN、iSCSIの登場です。現時点では速度はFC-SANの後塵を拝すものの、ギガビットイーサとチーミングまたはリングアグリケーション等の普及により、既存のネットワーク機器で安価にストレージ周りの通信インフラであるSANを構築することができるようになります。

そろそろ10Gbpsイーサネットもサーバ市場では当たり前に出始め、珍しいものではなくなってきており、10Gbpsネットワークがコンシューマ市場に広く普及してくれば、iSCSIは、コンシューマ市場での市民権を獲得する可能性もあるかもしれません(´∀`)

先ほども言った通りiSCSIは、ネットワークを介してSCSI機器を接続する規格ですから、ネットワーク上に存在するiSCSI対応機器を、あたかもローカルに接続されているかのように利用することができるようになります。

一つ勘違いしやすいのは、iSCSIはあくまでSCSI制御コマンドをネットワークを介して利用する規格であり、iSCSIを制御するOSとハードウェアの"ガワ"があれば、接続されている中身の機器はSCSI機器でなくても問題ありません。

TS-859 Proを含むQNAP製品やiSCSI対応のその他のNAS製品を見ても、中に入っているディスクはSATAのディスクが多いのですが、iSCSIの制御はTS-859 Pro自身とそれに搭載されているOSとソフトウェアが行っています。

iSCSIイニシエータはTS-859 Pro自体がiSCSI機器、iSCSIターゲットとして見えているので、TS-859 Pro内部に利用されているハードディスクが何であるか?と言うことについては関知しないので気にする必要がありません。

ただ、勿論iSCSI対応の機器ではないと、iSCSI接続はできませんので、あまり用途はないと思いますが、例えば、ふるーいSCSI接続の機器をiSCSI規格を利用して自分のPCで利用すると言ったことは当然ながらできません。・゚・(ノ∀`)・゚・。






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