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2010年4月13日 (火)

QNAP TS-859 Pro Turbo NASを買ってみた(その15)

さらにiSCSIの話の続きです・・・

TS-859 Proを含めたQNAP製品やその他の複数ドライブが搭載できるNAS製品では、iSCSI規格に対応している製品が多く、それに対し一般に普及しているOSのほとんどにもiSCSIイニシエータが実装されているため、iSCSIが利用可能な環境は整っています。

自宅のPC環境やちょっとしたオフィス環境等で、iSCSIがあると何が嬉しいのか?と言うことになると、PCに余計なハードディスク搭載しなくてもよくなることです。例えば一番簡単な例が、OSが起動するSSDなりハードディスクが1台のみあれば、データ領域として利用する部分を全部iSCSIでまかなってしまうことができます。さらに言うと、iSCSI Bootを利用するとOS起動領域すらiSCSIにお任せすることができるので、PCをディスクレスにすることすらできます。

iSCSIの利点は、このほかにもネットワークで接続しているにも関わらず、パフォーマンスがそこそこ出る言うことにあります。ある程度のレンジのiSCSI対応NAS製品だと、PCに物理的に接続されている単体のハードディスクの読み書き速度に近い速度が出るほか、iSCSI接続されたドライブは、ブロック単位でアクセスが行われ、ファイル単位でアクセスが行われるNASのCIFS/SMB接続より高いパフォーマンスが出ることもあります。

PCのディスク容量が足りないので増設したーい、と言うときに、iSCSI対応の度のNAS製品を用意しておけば、ハードディスクを購入し、PCを開けてハードディスクを増設して~という作業をしなくても良い訳です。OSのiSCSIイニシエータからiSCSIターゲットを指定して、自分のPCにマウントすれば、あっという間にローカルディスクを増やすことができます(´∀`)/

QNAPのNAS製品は、Linuxをベースとした専用OSで動作していますが、普通のLinuxディストリビューション・・・CentOSやFedora、VineやDebianだけでなく、UNIXのHP-UXやSolaris、AIX等でもiSCSIターゲットを構成すること、また逆にiSCSIイニシエータも実装されており、様々なプラットフォーム上でiSCSIが利用できます。

おうちでFedora等のLinuxサーバを運用していて、そこにディスクが沢山ぶら下がっていたとします。iSCSIターゲットパッケージをダウンロードしてきて、iSCSIターゲットを構築し、クライアントPCからiSCSIイニシエータを利用してiSCSI接続を行うと言ったこともiSCSI対応NAS製品がなくともできます(ただし、パフォーマンスを出したい場合、それなりのRAIDカードとネットワークカードも必要になる場合がありますが。。。)。

なんとなくiSCSIはとても良いものだと言う感じで紹介してきましたが、iSCSIには不得意な部分というか、できないものもあります(厳密にはできないと言うことはありませんが・・・)。それは、iSCSIでファイル共有を実現することです。

iSCSIと言うキーワードのについて、コンシューマ市場への浸透を強めた理由としてiSCSI対応のNAS製品が元々NASでのファイル共有をメイン用途としているので勘違いしやすいですが、iSCSI接続を行ったPCでは、あたかもローカルドライブとして見えるため、そこにファイル共有という形で他のPCからも見えていると利用の上で色々と不都合が発生します。

CIFS/SMB接続で行われるネットワークドライブとして見える共有ドライブ上では、ファイルのロック等の管理が行われ、複数のPC等からの共有を行う上での仕組みが、NAS上のファイルシステムとして提供されています。

対してiSCSIは、利用するPC、OSからはRAWデバイス、ローカルドライブのように見え、前述の通り、iSCSI接続しに来るPCのOSファイルシステムでフォーマットされ利用することを前提としています。従って、他のファイルシステムを利用するOSからの接続を含め、共有を行う仕組みがありません(そもそもCIFS/SMBとiSCSIを同じレイヤー上で比較すること自体がちょっとオカシイと言う話もありますが。。。)。

それでもiSCSIを利用しながらファイル共有も実現したいとなると、多少面倒な設定が必要になります。例えば、TS-859 ProのiSCSIターゲットにWindows ServerのiSCSIイニシエータで接続してディスクをマウント、そのマウントされたディスク領域に対して、Windows Server上でファイル共有の設定(この場合ファイル共有の制御をWindows Serverが行う)を行い、共有設定されたドライブに対して、クライアントPCからネットワークドライブとして利用する・・・と言った方法が考えられますが、直接TS-859 ProにCIFS/SMB接続したほうが、面倒がありません。・゚・(ノ∀`)・゚・。

そんな訳で、iSCSIにも使いどころがあり、一般的にNAS等で行われるファイル共有とはちょっと違う、と言うことを覚えておくと少しだけ幸せになれるかもしれません(´∀`)・・・と〆たところでiSCSIの話は終わりにして、次回から引き続きQNAP TS-859 Pro Turbo NASの話に戻ります。・゚・(ノ∀`)・゚・。






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