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カテゴリー「VMware/XenDesktop」の37件の記事

2011年7月 7日 (木)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その10)

さて、Step by StepガイドにはDDCとWIをインストールするWindows Server 2003または2003 R2にはあらかじめターミナルサーバ、IIS及びASP.NETをインストールする必要があるとされています。ソンナワケデ、XenDesktopの主要コンポーネントであるDDCとWIをインストールするための下ごしらえの手順についてさらっと紹介していきます。

Windows Server 2003や2008、各バージョンのR2も含めて通常のインストール直後は、特になんの機能も役割も持っていません。ソンナワケデ今回はWindows Server 2003または2003 R2へ、ターミナルサーバ、IIS及びASP.NETをインストールします。

Xendesktop4_05Xendesktop4_06Windows Server 2003または2003 R2の起動直後には、サーバーの役割管理というウィンドウが起動しています。そのウィンドウの「役割を追加または削除する」をクリックし、次に開いたウィンドウで「アプリケーションサーバ(IIS、ASP.NET)」及び「ターミナルサーバ」をそれぞれインストールします。一度に両方をインストールすることはできないので、片方ずつインストールしていきます。

Xendesktop4_07「アプリケーションサーバ(IIS、ASP.NET)」のインストールでは、「ASP.NETの有効化」のチェックを有効するのを忘れずにしましょう。ターミナルサーバのインストールについては特に難しい話はありません。

Xendesktop4_08で、やっと・・・ついにXenDesktopの主要コンポーネントをインストールしていきます。ダウンロードしてきたXenDesktop 4 ExpressのZIPファイルに含まれるDDC_VDA.isoをWindows Server 2003または2003 R2にマウントします。今回、Active Directory用のWindows ServerもDDC及びWI用のWindows Serverも、共にVMware ESXi上にVMとして構築するため、ISOファイルのマウントは、VMware vSphere Clientから行います。物理マシンにWindows Serverをインストールしている場合は、ISOファイルを焼いておくか、Daemon Tools等の仮想光学ドライブソフト等で対応しましょう(´∀`)

Xendesktop4_09ISOファイルをマウントすると、XenDesktopのインストーラが起動するので、「サーバー コンポーネントのインストール」を選択します。インストールするコンポーネントの選択では「Citrix Desktop Delivery Controller」「Citrix の管理コンソール」「Citrix ライセンスサーバー」すべてを選択します(デフォルトで選択状態になっていると思うので単に「次へ」を選択)。

Xendesktop4_10次に決めなければいけないのはサーバーファームの名称を決定することです。サーバーファームは仮想デスクトップをプールしておく貯蔵庫の名前になります。Step by Stepガイドでは、サーバーファーム名を"XDFarm"と設定することとしていますが、こちらは、識別できる名称であればなんでも良いでしょう(´∀`)

Xendesktop4_11次の選択肢は、サーバーファームのエディションを選択することですが、ここはインストールするXenDesktopのエディションの選択と同義になるので、今回は「Express/VDI Edition」を選択します。最後に「オプション サーバー設定」です。もちろん、試用期間が設定され利用できる日数が限定されますが、EnterpriseやPlatinumエディションを選択することも可能です。

Xendesktop4_12これは、作成したサーバーファーム配下で管理する仮想デスクトップの管理にデータベースサーバを利用するか否かの選択になります。既にOracle DatabaseやMicrosoft SQL Server等がインストールされている環境がある場合は、そちらを利用することもできますが、こちらのオプションは利用せずともDDCは稼動させることができます。今回は特にデータベースサーバを利用することはないので、何もせずに「次へ」を選択します。

Xendesktop4_13DDC及びその他のコンポーネントのインストール設定についてはコレで完了となり、後はインストールが開始されるので、インストール完了と再起動するのを待つだけです。ここでは1、2分ほど時間がかかるかもしれません。

2011年7月 2日 (土)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その9)

すごいBlogを放置してました・・・ひさびさの・・・ット言っても鮮度が相当落ちてますネ。・゚・(ノ∀`)・゚・。

さて、ダウンロードしてきたXenDesktop 4 ExpressのZIPファイルに含まれる主なファイルの解説が終わったところで、やっとこ、本当にインストール開始です。

Xendesktop4_13今回の検証においては、基本的にCitrixから提供されているXenDesktop 4 Step by Stepガイドにあるとおりの最小構成で環境を構築していきます。

既にこのシリーズで何度か述べてきましたが、XenDesktop 4においては、DDC及びWI用にWindows Server 2003または2003 R2が必要になり、そのほかにActive Directoryが必要であるため、別途Windows Server 2003または2003 R2もしくは2008または2008 R2が必要になります。

ホントにホントの最小構成ならActive DirectoryもDDCもWIも全部一緒にWindows Server 2003等にインスコすればいいジャンとも思いますが、さすがにそれはCitrixも推奨していないようです。特にWIは、IISのサイト上に構築する必要があることやユーザに対してのフロントエンドとなるため、DMZ等に配置されることが想定されます。なんでDMZ等にさすがにActive Directoryはおけないよね?ってことなんだと思います。・゚・(ノ∀`)・゚・。

ただ、リソース的にどーしょーもない場合や純粋な検証目的で企業内のネットワーク環境等においても隔絶された検証用のLAN環境等に作る場合はアリかもしれません。XenDesktopではないけども、XenAppを利用している企業の中には、外部ネットワークと隔絶された環境にて、非推奨ではあるもののWIとActive Directoryを同居させている例もあるそうです。

が、今回はDDC及びWIとActive Directoryは別々のWindows Serverを用意してインストールを実施します。大規模環境において本格運用となった場合は、WIは仮想デスクトップを利用する際の唯一の入り口になることや、DDCについては、例えば朝イチの一斉に仮想デスクトップを利用開始する時間帯などの負荷を考えると、それこそWIとDDCも別々のサーバにインストールし、冗長化構成や負荷分散構成を取る必要があるようです。

とは言いつつ今回は検証なので、Step by Stepガイドに則りいきます。ガイドにあるとおり、DDCとWIは同居させてかまわないため、Windows Server 2003または2003 R2上にDDCとWIのコンポーネントをインストールしてしまえば、XenDesktopのインストールは、実質9割完了することになります。

で、くどいようですが、Step by Stepガイドでは、XenDesktopをインストールする際の前提条件としてActive DirectoryがインストールされたWindows Serverがあること、もう1つは、DDCとWIをインストールするWindows Serverがあることです。

Step by Stepガイドには特にそのインストールについて、触れられていませんが、ココで少しだけ前提条件としての準備しておくWindows Serverの準備について、ちょっとだけ触れておきます。Active Directoryについては、インストールに特に難しい話はなくドメイン名を決めて「次へ」、「次へ」とクリックしていればすぐに終わるので割愛します。唯一特筆すべき作業としては、OUを1つ作成しておくことで、Step by Stepガイドでは、DDCと言う名前のOUを作成することとされているので、そのとおり作成しておきます。

で、DDCとWIをインストールするWindows Server、今回はWindows Server 2003または2003 R2ですが、そこにいくつか追加しておかなければイケナイ機能があり、そちらについて少し紹介をしておきます。まぁ、インストールというか機能と役割の追加だけなので、それほど難しい話でもないのですけどね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

インストールだけならWindows Server 2008または2008 R2でのActive Directoryのほうが楽だけど、XenDesktopの運用を考慮したユーザ及びグループの設計を考えると、実はそっちのほうがメンドイかもしれませんネ。・゚・(ノ∀`)・゚・。

2011年3月 5日 (土)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その8)

さて、ホントにいい加減インストールのほうに入りたいところですが、その前にもう1つ山があります。

XenDesktopのコンポーネントの入手はCitirxへのユーザ登録がないとできません。従ってまずは、Citrixのサイトにアクセスして、ユーザ登録を行う必要があります。この登録については、MyCitrixに新規でアカウントを作る場合を参考に行います。

注意する点としては、Citirxのユーザ登録において登録する際のメールアドレスは、企業や団体などのメールアドレスでなければならず、個人で御契約しているプロバイダのアドレスや、フリーで取得できるメールは利用できないことです。また、企業毎の登録となるため、既に自社で他の人が登録している場合には、担当者の追加と言う形をとる必要があります。Citrixの製品は、ライセンスが企業毎に付与されるため、企業情報が重複した場合に、ライセンス認証に問題が発生する恐れがあるためだそうですので、ご注意を。・゚・(ノ∀`)・゚・。

Blogや一般のWebサイト等でVMware製品に比べCitrix製品に関する情報が少ないのは、仮想化の世界におけるシェアの問題もあるでしょうが、Citrixが基本的にはITに興味がある一般ユーザを含むどちらかというとコンスーマに対して、このへんの閉鎖的と言うかマーケットの対象として見ていない部分が関係しているのかもしれませんね・・・閑話休題。

さて、MyCitrixへの登録をちゃっちゃと進めて、Citrix製品の試用版及び各種Express版のダウンロードが可能な状態にしたところで、XenDesktop 4 Expressのダウンロードを済ませます。

Xendesktop4_09Xendesktop4_10XenDesktop 4に関しては、ダウンロードのページに、XenDesktop 4 - Express EditionとXenDesktop 4 Feature Pack 1 - Express Edition及びXenDesktop 4 Feature Pack 2 - Express Editionとありますが、無印のXenDesktop 4 - Express Editionがサーバ側コンポーネントのDDCやWI及び仮想デスクトップ側コンポーネントのVDAを含む全部入り基本パックになり、こちらをダウンロードします。

Feature Pack 1は、VDAのアップデートとなっているようで、Feature Pack 2については、XenDesktop 4のEnterprise EditionとPlatinum Edition向けの拡張コンポーネントのため、ダウンロードリンクはあるものの、XenDesktop 4 Expressには適用できないようで、Feature Pack 2に関するドキュメントのみが参照可能となっています。

Xendesktop4_11XenDesktop 4 - Express EditionのリンクからXenDesktop_Express1.zipをダウンロードします。表記のとおり1.34GBと結構な容量です。このZIPファイルの中には、XenDesktop 4 Expressを構築するためのインストールメディアがISOファイルの形式で納めされており、このインストールメディアには、DDC及びWIとVDAのインストーラ及びCitrix製品のライセンスサーバを含むインストールに必要なファイルのすべてが入っています。

Xendesktop4_12そのほか、現時点のZIPファイルには、XenDesktop 4で提供されているHotfix等ややはりISO形式のXenServerインストールメディア、ハイパーバイザをXenServerにする場合に、XenServerをネットワーク経由で管理するための管理コンソールであるXenCenterのインストーラが入っています。

今回、うちで検証する環境では、ハイパーバイザはVMware ESXiを利用するため、XenServerもXenCenterも必要ありませんが、ハイパーバイザについてもCitrix製品で固める場合には必要となります。

それから最後に重要なのが、XenDesktop_Express_Edition_License.licです。これはライセンスファイルになり、XenDesktop 4 Expressのインストール後、同時にインストールされるライセンスサーバに、このライセンスファイルを登録することで、XenDesktop 4 Expressが利用可能となります。

2011年2月27日 (日)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その7)

Xendesktop4_08さて、実際のインストール作業等を行う前に、XenDesktopを構成するための必要コンポーネントとその役割について確認しておきます。XenDesktopを構成するコンポーネントは、大きく以下の3つに分かれるようです。

【DDC】XenDesktopの利用者に対しユーザ認証と利用申請に対する仮想デスクトップの割り当てを行いXenDesktopの司令塔となるDesktop Delivery Controller(以下DDCと表記)
【WI】ユーザ認証とユーザからの仮想デスクトップ利用申請を受け付けるための窓口になるWeb Interface(以下WIと表記)
【VDA】仮想デスクトップ上にインストールし、DDCが利用可能な仮想デスクトップの状況把握やユーザからの仮想デスクトップ利用申請に対する割り当て指示などの通信を行うためのVirtual Desktop Agent(以下VDAと表記)

DDCとWIはサーバにインストールし、VDAは仮想デスクトップにインストールします。このほかもう1つ重要なコンポーネントとしてCitrix Online Plug-inやReceiverがあり、これらは仮想デスクトップを操作・利用するデバイス側にインストールする必要がありますが、こちらは、XenDesktopの環境が一通り構築でき次第紹介します。

これらXenDesktopを構成するコンポーネントの実際のインストール作業自体は、驚くほど簡単で作業自体も30分もかからずに終了するハズです。むしろ重要なのは、XenDesktopを利用する上で必須となるActive Directoryの準備及びActive Directoryユーザ及びグループの整備になるかと思います。

XenDesktopは、ユーザの初期認証及び認証されたユーザ利用できる仮想デスクトップの選択等を基本的にすべてActive Directoryユーザやグループの区切りで設定していきます。XenDesktopで利用する仮想デスクトップの利用権限設定は、Active Directoryユーザやグループ単位に仮想デスクトップを事前に割り当てていくため、XenDesktop環境が構築できても、Active Directoryユーザやグループ整備されていない場合は、実際の運用に支障をきたすことが想定されます。

ソンナワケデ、XenDesktopを利用する際には、事前にActive Directory上において、ユーザ及びグループを設定し、それらユーザやグループ毎に利用可能な仮想デスクトップの構成を事前に設計しておくことが重要になります。尤も、実際に企業などにおいてActive Directoryを既に運用している場合は、ある程度ユーザやグループまたはOUの設定等も行われ、ある程度それら毎に、例えばActive Directory自体に対するアクセス権やファイルサーバにおけるアクセス権限設定を行っていると思われるので、それ毎に利用する仮想デスクトップの構成や利用権限を設計するだけで済むかと思います。

実はXenDesktop環境の構築手順については、Citrixから提供されているXenDesktop 4 Step by Stepガイド(実際にはXenDesktop 4 Express用ではなく、90日の試用版のXenDesktop 4環境の構築手順ですが、基本的にはXenDesktop 4 Expressのインストール手順と変わりません)というモノがあり、これを見て手順通り作業をすることで、XenDesktopのコンポーネントの入手方法からインストール及びある程度の設定までざっくりですが、こなすことができます。

しかし、このStep by Stepガイドの手順は、Windows Serverが2台あること、そしてActive Directory環境が存在すること、そしてActive Directoryユーザが既に作成されていることが前提条件とされているため、先に述べたようなXenDesktopを運用するための基本的な理解がないと、実際の運用を行うのは難しくなります。

こちらのStep by Stepガイドは、あくまで検証等を行う際に、ひとまず運用の設計は置いておいてXenDesktopを体験するために必要な環境を超特急で作成するためだけの手順として考えると良いと思います。

2011年2月24日 (木)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その6)

無償のXenDesktop ExpressやXenDesktopの下位エディションのコンポーネントでは、デスクトップ仮想化の一部のみしか実現できず、運用管理やもう1歩進んだ仮想を実現するためのプロビジョニング機能、アプリケーション仮想化機能、プロファイル管理機能等のサービスは利用できません。・゚・(ノ∀`)・゚・。

実は、先頃XenDesktop 5が発表されたばかりですが、この検証をやったのが結構前だったのでXenDesktop 4での構築になっています。また今回の検証の目的には、もう1つあって安価にデスクトップ仮想化の環境を作成すること。これは、ビジネスとして成り立つか・・・と言うより需要あんのか?と疑問もあるけど、中小企業の中でも特に零細に近い規模の企業での仮想化を求めたときのオヌヌメ構成にならないかなと夢を見てます妄想しています。・゚・(ノ∀`)・゚・。まぁ、ムリですけどね┐(´∀`)┌

今回、XenDesktopを選んだのもこの理由が大いに関係していて、XenDesktopのライセンスにはXenDesktop Expressと言うライセンスがあり、仮想デスクトップ10台までのアクセスは無償と言うライセンスになっています。

んで、XenDesktopのコンポーネントは、既にハイパーバイザーが用意されており、その上で稼動する仮想デスクトップにインストールすることでデスクトップ仮想化におけるリッチな環境を実現する機能であるため、ハイパーバイザは別に用意する必要があります。

Xendesktop4_07で、このXenDesktopのもう1つの良い点は、ハイパーバイザーを選ばないオープンな製品であると言うことです。つまり仮想デスクトップを乗っけるハイパーバイザは、CitrixのXenServerが推奨されるけど、MicrosoftのHyper-Vでも良いし、競合のVMwareのVMware ESXやESXiでも良い訳です。

となると、このハイパーバイザにもライセンスフィーが無料のXenServerやVMware ESXiがあり、これをXenDesktop Expressと組み合わせると、とりあえずランニングコストはともかく、仮想化に関するソフトウェア導入におけるイニシャルコストをゼロにすることができます。

尤も実際には、XenDesktopの導入には先の述べたとおりActive Direcoryが必須になるため、MicrosoftのWindows Server 2003/2003 R2ないしWindows Server 2008/2008 R2の導入が併せて必須になります。

またMicrosoftのライセンス規定で、Windowsのデスクトップ製品を仮想化する場合は、ボリュームライセンス(VL)+ソフトウェアアシュアランス(SA)とする必要があると言った制限があり、そのほか当然Server CALも必要なので、デスクトップ仮想化フトウェア以外の部分でライセンス料が必要になるんだけど、それでもホントに多少はイニシャルコストをいくらか抑えることができます。

まぁ、実際には、必須となるWindows ServerやVL+SA、CALの部分が特に高いんですけどね。・゚・(ノ∀`)・゚・。内訳を見ていくと、Windows Server 2008 R2が1ライセンス、Windows Server 2003 R2が1ライセンス、それから仮想デスクトップのOS分のVL+SA、さらにWindows Server CALがそれぞれユーザ分ないしは、仮想デスクトップへ接続するデバイス分必要になり、結構な額になる訳です・・・○| ̄|_

XenDesktop 4の各エディションに関する機能比較は、本家じゃなくてココがわかりやすいかも・・・本家のほうは、どうもXenDesktop 5の機能や名称に置き換わってるっぽいので・・・

2011年2月17日 (木)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その5)

その4では、普段何気なく利用しているUSB機器は、ハイパーバイザ上で動作する仮想デスクトップ上では使うのが困難だったってお話でしたが、それに近い・・・くはないかもしんないけど、ちょっと似たような話です。

VMwareにしてもCitrixにしても、仮想デスクトップのグラフィックドライバは、それぞれの企業が提供する一律同じグラフィックドライバがあたると言い切ってしまってもいいかもしれません。なぜなら、仮想デスクトップは自身が動作しているハードウェア上のグラフィックカードやチップ直接認識できないため、仮想化を行っているハイパーバイザ等が仮想グラフィックカードを見せているからです。

Xendesktop4_06なので、例えばハイパーバイザが動作するマシンに、nVidiaのGeForce GTX580やAMDのRadeon HD6970がそれぞれSLIとかでささっているゴージャス仕様であっても、その上で動作する仮想デスクトップは一切その恩恵を受けることができず、最低限の表示が可能なグラフィックカードを認識させられている状態になります。・゚・(ノ∀`)・゚・。

仮想化を行うハイパーバイザを挟んでしまうと、その上で動作するOSは、グラフィック処理を行うハードウェアを直接利用することができず、あくまでグラフィック処理を行うハードウェアであるグラフィックカードも仮想化して、ソフトウェアエミュレーションを行っている感じになるみたいですね・・・ソンナワケデ、仮想デスクトップは、動画再生や画像処理を苦手としているよーです。

ただ最近では、徐々に仮想化環境でもグラフィック関連の機能拡張やGPUの支援機能の利用に向けた改良が進んでいて、バージョン7.0になったRDPやPCoIPでも、動画再生等のリダイレクション処理やUSB機器の利用はある程度実現可能になってきたものの、RDPではそれらの機能をフルに生かせる環境がWindows 7 Enterprise及びUltimateのみだったりと、まだまだ制限があるようです。

リダイレクション処理は、動画再生処理等、ハードウェア性能を要求されるようなグラフィック処理に限って、仮想マシン上で(つまりハイパーバイザ側のハードウェアリソースを利用せず)は行わず、仮想デスクトップを操作するデバイス側のハードウェアリソースを利用することでスムースな処理を実現するものだそーです。

それはそーと、今月の下旬から提供されるWindows 7及びWindows Server 2008 R2のSP1では、RemoteFXが提供され、このRemoteFXでは、どうやらGPU支援機能が利用可能・・・つまり仮想化されたOSからでも、直接、物理的なグラフィックカードを一部利用できるだけでなく、CitrixのXenDesktopのようにUSBを仮想デスクトップにリダイレクトする機能も搭載した!みたいな話が聞こえてきました。

いったい如何ほどのものなのか楽しみですが、恐らく対応はHyper-V上の仮想マシンのみとかの制限があるんでしょーかね・・・

ちょい話がそれたけど、詰まるところ、仮想デスクトップを普通にビジネス用途で利用する分ならRDPのみでも十分利用可能なレベルにあるけど、さらにその上の使い勝手、ユーザエクスペリエンスを求めるならICAを利用したCitrixのXenDesktop環境に変えてみるみたいな感じで・・・XenDesktopは、みんな幸せになれる追加オプションみたいに考えるが良いかもしれません。

さて前置きが長く、今読み返してみるとなんか、内容が冗長な感じですが、いよいよXenDesktop環境を構築してみます。

2011年2月11日 (金)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その4)

CitrixのXenDesktopをさっそく検証をしてみることに・・・の前に少しXenDesktopについて調べて見ることにしました。

VMwareの製品が、サーバ仮想化やその運用管理において優れたサーバ仮想化ソリューションなのに対し、Citrixの製品は、どーやらユーザエクスペリエンスに優れたデスクトップ仮想化ソリューションを提供しているようで・・・代表的なものとして・・・

・仮想デスクトップ上でスムースなHD動画やFlash動画の再生
・仮想デスクトップを操作するデバイス側のUSBに接続されたUSB機器を仮想デスクトップにマウントしての利用
・仮想デスクトップを操作するデバイス側のストレージと仮想デスクトップ側のストレージとのシームレスな連携
・仮想デスクトップを操作するデバイス側のネットワークに接続されたプリンタへの仮想デスクトップからの印刷出力、などなど

仮想デスクトップを操作するデバイス側のI/Oポートやストレージ等と仮想デスクトップが簡単に連携できるのは、情報セキュリティの側面で見ると問題があるけど、利用するユーザ側にとっては物理マシンを利用した操作感と変わらないものを得ることができるわけで、確かにユーザエクスペリエンスに優れていると言えるよーです。

これらの機能は、極論するとCitrix、XenDesktopの仮想デスクトップにインストールするVirtual Desktop Agent(VDA)と呼ばれるクライアントエージェントとXenDesktopの接続プロトコルであるICAによって実現できてるものらしく、MicrosoftのRDPやVMwareのPCoIPとは一線を画したものになっているようです。そもそもMicrosoftのRDPやTerminal Serviceの技術的基盤は、Citrixの技術を利用したものだそーで、コレは驚きでした。

こーして見てみると、仮想デスクトップを操作する手元の端末のハードウェアリソースを透過的に仮想デスクトップ上で利用できるようにし、仮想化されたデスクトップを利用していることを意識させないような作りにしようとしている・・・そんな感じがします。

Xendesktop4_05普段何気なく利用しているUSB機器も仮想デスクトップで利用しようとすると、実はちょっとばかしやっかいなのです。もう1度考えて見ましょう・・・仮想デスクトップを操作するデバイスには、仮想デスクトップ上で操作した結果が転送され表示されているだけで、仮想デスクトップの実体はハイパーバイザ上に仮想化されて存在します。

なので、仮想デスクトップを操作する手元の端末になにかしらUSB機器を接続しても、別にそれは、ハイパーバイザ上に仮想化されたデスクトップには一切関係のないことなんですね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

VMware ESXi 4.1でUSB機器が利用できるようになった・・・とは言うものの、ハイパーバイザーホストマシンのUSBポートに接続したUSB機器をパススルーして利用できるだけで、実際使うとなると、USB機器をいちいちハイパーバイザが動作しているマシンに取り付けたり、また取り外したり・・・コレだとやはり利便性が悪いですよね。。・゚・(ノ∀`)・゚・。

そこでXenDesktopです。。。やはり仮想デスクトップを操作する手元のデバイスにUSB機器を取り付け、まるでふつーにPCを使っているのと同じ感覚でUSB機器なんかを使えるのはかなり良いポイントだと思いますね(´∀`)

RDPもバージョンを重ねるごとにそのへんの機能が充実してきてるんですが、今のところCitrixのXenDesktopのほうが一歩先を行っている感じがします。

2011年2月 1日 (火)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その3)

さて、その2で既に仮想デスクトップを利用できる環境あるじゃん?って話が多少出ていますが、改めてココで少し既存の環境を晒しておきます。

Xendesktop4_03現時点でPowerEdge 2950上でVMware ESXi 4.1が稼動していて、その上にWindows XP/Vista/7等の仮想デスクトップが載っています。うちの環境では、サーバを仮想化すると言うより作業用や開発用、検証用の「環境を壊しても大丈夫なPC」が欲しかったために、仮想化のターゲットは主にデスクトップ製品でした。

で、これらは主にリモートデスクトップ(RDP)で接続して利用しており、当初、特に不満等は特になく、安定して利用していました。で、今回XenDesktopを検証してみようと思った要因の1つとして、XenDesktopにおけるユーザエクスペリエンスの優位性が挙げられます。

今後PCに掛ける費用の省力化等も目論んで、物理PCの買い換え等は行わず、仮想デスクトップで済ますことができないかなーと思い始めたときに、VMware ESXi 4+RDPの環境では、徐々に問題・課題点というか仮想デスクトップに対するユーザエクスペリエンスに不満がでるようになりました。

1つは仮想デスクトップ上においてUSB機器がまったく利用できないことでした。今でこそVMware ESXi 4.1となっていて、USB機器をVMware ESXiが稼動するホストマシンのUSBに接続すればパススルーで利用できるようになってるけど、ハイパーバイザーを導入した当時は、VMware ESXi 4.0だったため、これら機能は利用できませんでした。

またVMware ESXi 4.1以降でUSB機器を利用できる・・・と言ってもVMware ESXiが稼動するホストマシンまでUSB機器と取り付けに行かねばならず、また全てのUSB機器が利用可能と言うわけでもありません。やはりUSB機器は手元で操作する機械に対し、脱着の操作がしたいと言うのが本音です。

VMware ESXi 4.0で運用をしていた頃にUSBホストサーバであるSX-3000GBなんてものも買ってみたけど、結局どこにこのUSBホストサーバを挿すかに悩んだあげくに、そのまま放置して、結局今も未開封のままwwww

そんなにUSB機器が使いたいならVMware PlayerやVMware Server使えよって話もあるけど、ハイパーバイザーありきで環境を構築してしまった(そのためのPowerEdge 2950だった・・・)ので、今更そちらへの方向転換もできるはずもなく・・・

他には、たまたま仮想デスクトップ上で作業を実施していた時に、YouTubeが見たくなったんだけど、横着をして仮想デスクトップ上のブラウザを起動して見てみたら、これがもうどうにも見れたもんじゃない・・・あんれー転送速度足りてない?一応曲がりなりにもギガビットイーサ環境なんだけどーって思ってたんだけど、後々調べたらそもそもそう言う問題じゃなかったんですねー。

さらに言うと、昔VMware Server上で稼動するブリッジネットワークで接続している仮想のWindows XPに対して、インターネット越しにイーモバイルでRDP接続したことがあるんだけど、これがもう使えるレベルじゃなく、マウス動かしてスタートメニューをクリックしても、スタートメニューが表示されるまでに数十秒とかって感じで、コレは実用に耐えないなーと思っていました。

そこでたまたま小耳に挟んだのが、曰くXenDesktopは狭帯域でもデスクトップのユーザエクスペリエンスが抜群にイイらしいと言うもので、もしかするとリモートからの接続でもバリバリ使えて、かつ物理PCを排除して仮想デスクトップ環境だけでやっていけるかも?と言う淡い期待の元、検証をしてみようと思い立ったのでした。

2011年1月28日 (金)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その2)

さて、実際の構築に入る前に仮想デスクトップ環境のオーバービューや基本構成などを・・・

デスクトップ仮想化のテクノロジーは、サーバ仮想化製品を販売しているベンダーの製品やテクノロジーと基本的にはほぼ同一と見ることができるかもしれません。デスクトップ仮想化製品を出しているベンダーは、Microsoft、VMware、Citrixが代表的であり、まさにサーバ仮想化製品出しているベンダーと同一となります。

もちろん、それ以外のベンダーが出しているデスクトップ仮想化製品もあるけど、それほど認知度は高くないようです。

Xendekstop4_02実は、これら有名な3つのデスクトップ仮想化製品群は、極論すると技術的な基盤はみな同じものの上で動作しいるよーで、基盤上で細かい部分でそれぞれのベンダーの売りになる機能を上からかぶせて差別化を図っていると言った状態みたいです。

これら製品の技術的基盤は皆、Microsoft Virtual Desktop Infrastructure(VDI)と言う構成セットの上にそ各社の仮想化ソフトウェアというか、仮想化補助または支援ソフトウェアとでも呼べばいいのか、プラスして先に述べた仮想化における運用管理ツールがセットになっています。

その他、いずれのデスクトップ仮想化製品でもRDPが利用できるのは共通ですが、VMware及びCitrixの製品では、それぞれ独自のプロトコルによる接続が可能となっています。VMware ViewではPCoIP、XenDesktopではICAと言うプロトコルを通常はそれぞれ利用するようになっています。

これらのプロトコルの共通点は、RDPに較べて画面転送の方式が最適化されていることです。PCoIP及びICAはそれぞれ狭帯域、つまり回線速度の遅い環境でなるべくユーザの操作感や見た目等を崩さないような形で利用できるような最適化がされているよーです。

RDPではウィンドウ等の操作がカクカクする、マウス操作の軌跡がコマ送りになる、仮想デスクトップ上で再生した動画などがまともに見れない、と言うような厳しい回線状況下においても、そこそこの見栄えとカクツキ等を押さえた操作感を得られるようになっていることが特徴です。

で、基本構成を見てみると・・・現在市場で地位を得ているこれらデスクトップ仮想化製品の基盤となるMicrosoft Virtual Desktop Infrastructureの基本セットは、Active Direcoryとコネクションブローカであるリモートデスクトップ接続ブローカー(以前はターミナルサービス接続ブローカーと呼ばれたていたらしい)ないしはセッションホストと呼ばれるものがキモのよーです。

エンタープライズ環境で運用する際には、その1で述べたような仮想デスクトップ環境を円滑に運用するための、ユーザプロファイルを管理するサーバやディスクイメージを配信・管理するためのサーバ、アプリケーションを切り出して仮想化するためのサーバ、リモートからの仮想デスクトップへのアクセスを制御するためのゲートウェイサーバ等が込みで運用される場合が多くなるハズです。

んで、VMwareのVMware ViewもCitrixのXenDesktopも、Active Direcoryとリモートデスクトップ接続ブローカーが必須の要件として挙げられており、この構成に含まないまま、これら仮想デスクトップの製品は導入できないものとなっています。

実際に利用するだけなら、と言うより安価に済ますならMicrosoft Virtual Desktop Infrastructureの基本セットであるActive Direcoryとリモートデスクトップ接続ブローカーだけを導入し、単純にRDPで接続できる環境を構築してやれば良いみたいですネ。とりあえず、今回の検証では最小構成のXenDesktopで仮想デスクトップ環境を構築してみます。

2011年1月26日 (水)

XenDesktop 4で仮想デスクトップ環境を構築してみた(その1)

Xendesktop4_01今まで、VMware ESXiとその上にインストールした仮想マシンをリモートデスクトップ(RDP)で使っていたんだけど、仮想デスクトップ環境をより使い勝手の良いものにするため、そして無償で利用できるコンポーネントの多様さから、ハイパーバイザー環境はそのままに、検証用に仮想デスクトップの環境のみをCitrixのXenDesktopにしてみました。

XenDesktopへ移行するメリットは、WAN越し、リモートから利用する際に非常に狭帯域でもレスポンスを損なわないと言うメリットが非常に大きく、また、もう1つの大きな利点としては、マルチメディア関係のエクペリエンスの大幅な強化及びデバイス周りの利便性の向上などが挙げられます。

サーバ仮想化については既に様々な事例がそこらじゅうに溢れているけど、デスクトップの仮想化というのは、それに較べるとまだ事例が少ない状況です。と言うのもそもそもデスクトップ仮想化は、主に数千や万のオーダのデスクトップ環境の運用管理とその効率化のための「解」であり、エンタープライズ環境ならともかく、コンスーマ環境には全く縁がないソリューションでした。

最近のトレンドでは、エンタープライズ環境だけでなくライフワークの変化やパンデミック対策としてのテレワークの実現に向けた利用やiPhoneやiPad等のスマートフォン、タブレット製品の充実に伴う、場所やデバイスを選ばないリモートからの仮想デスクトップへのアクセスの実現といったものも増えてきており、デスクトップ仮想化も徐々にエンタープライズ環境以外の展開が見られはじめているようです。

また、デスクトップ仮想化は、「運用管理」の面を除けば、仰々しくそれと言う程のものではなく、実際にはVMware PlayerやWorkstation、MicrosoftのVirtual PC等でUbuntuやWindows XPや等のデスクトップ製品をインストールして利用していると言う人もそれなりにいて、一応それらも大きなくくりで行くとデスクトップ仮想化と呼べるものかもしれません。エディションにもよりますがWindows 7におけるXPモードの標準搭載は、デスクトップ仮想化をよりいっそう身近なものにしていくきっかけになるかもしれませんネ。

んで、コンスーマで利用するデスクトップ仮想化とエンタープライズ環境で運用する際のデスクトップ仮想化では、その利用における主目的が大きく異なり、主に企業において利用するデスクトップPCの運用管理コストを削減する狙いがあります。そのため「仮想化」という行為において本来サブセット的な運用管理のためのツールがデスクトップ仮想化製品のキモであり価格の大半を占めると言っても良いと思います。

例えば、部門毎に利用するデスクトップのマスタイメージを作成展開することで、セットアップ、業務で利用するアプリケーションソフトのインストールやセキュリティパッチなどの作業を一元管理可能とするイメージ展開のための運用管理ツール、例えば仮想デスクトップが稼動するハイパーバイザの負荷状況を監視し、負荷が吸収しきれない場合には、別のハイパーバイザ上に仮想デスクトップを移動させ、常に一定の性能水準を保つための運用管理ツール、そのほかハイパーバイザ上で稼動する仮想デスクトップのライセンスを一括管理するための運用管理ツール、障害監視、イベント管理、バックアップやスナップショット管理のための運用管理ツールなどなどです。

とまぁ、エンタープライズ環境におけるデスクトップ仮想化では、様々な運用管理のためのツールにより数千や数万の仮想デスクトップ環境を管理していくわけですが、今回のXenDesktop導入における検証では運用管理に係るツール部分には特に焦点を当てず、主に3G回線等の狭帯域でもインターネット越しの仮想デスクトップ環境がサクサク使えるかと言うとこを見ていきます。

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